本文記事―99年10月

 


 
岐阜市は柔軟に半透明実施

【10月15日=大曲】岐阜市が来年4月より半透明実施(来年3月までは試行期間)ということで、その内容について確認のため岐阜市役所を訪問。環境一課の方々に話を伺った。

担当の方は基本的に指定袋には反対の意見をお持ちで、話もスムーズであった。目的は「分別収集の徹底」であることから、袋の厚さなどの規定はなく、レジ袋でもよい。色について「無着色」という案内もあったが、「中身が見えれば可」という柔軟な姿勢である。当社が見本に持参した白半透明でもOKだった。

ただし住民に対しては「無色」と言っていることから、当社の雑色再生グレーについては、後日返答を頂くこととなった。「再生原料」使用には市として関心の大きいところだが、若干色が濃いとのことで、どこまでの線引きをするかが難しいようである。

また、担当者はゴミ袋への添加物についても反対意見。岐阜県では焼却所は3個所あるが、どこも新しく、ダイオキシン抑制のために設備を強化したらしい。ゴミ袋自体に炭カル、金属化合物を混入すると逆効果になる可能性があるという認識で、「そういった袋は止めて欲しい」とのこと。

市役所の建物自体は古めかしく暗い印象であったが、それとは対照的に、環境一課の方々の対応は大変気持ちの良いものだった。「本来はこちらからメーカーの方へお願いに伺わなければならないのを、逆におこし頂いてありがとうございます。小売店への連絡も、透明・半透明のものを置くような進め方でご協力お願いします。」と丁重な言葉もあり、好印象を持った。



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