本文記事―98年9月

 


 

新座市から「透明/半透明化」の通知

【9月11日=馬場】新座市からPOF組合員にむけて「白色半透明ゴミ袋等の販売促進について(お願い)」という通知文書が送られました。

 

平成10年9月10日
日本ポレオレフィンフィルム工業組合員 様

埼玉県新座市長 須田 健治

 

白色半透明ゴミ袋等の販売促進について(お願い)

 

 初秋の候、貴社におかれましては益々ご繁栄のこととお慶び申し上げます。

 新座市では、環境問題・ゴミ処理施設の不足等が深刻化する中で、ゴミ減量対策等の一環といたしまして、平成10年12月1日から白色半透明ゴミ袋等(透明又は、袋の中に入れた新聞紙等の文字が読める白色のもの)への切り替えを実施します。

 また、白色半透明ゴミ袋等の導入にさきがけましては、モデル地区において試行を実施するなど、市民の皆様に黒色ポリ袋でのゴミ排出から白色半透明袋等へ切り替えるようPR等も行なっております。

 したがいまして、当市清掃行政にご理解を頂戴いたしまして、新座市内業者からの発注等があった際は、是非とも白色半透明ゴミ袋等の販売促進にご協力を賜るようお願い申し上げます。

 

問合せ先 新座市役所清掃管理課 TEL 048-477-1111 内線 1353

 

 


 

 〜特別編〜
これまで寄せていただいた声から(抜粋)

【9月29日=小塩】近頃ニュースにできそうなネタが、なぜか枯れ気味の状態です。そこで今回は趣向をかえ、当サイトにアクセスされた方々からのご意見・ご感想を、独断と偏見に基づきピックアップしてみたいと思います。

◆ごみ袋の透明・半透明化について

「賛成です。なぜなら、回収するクリーンセンターの職員にとって安全に業務を行うためには必要だと考えます」(27・公務員)

「住民の分別に対するモラルがまだまだの現状ではしかたない」(40・メーカー)

「透明・半透明袋の導入の効果は疑問。有料化が裏のねらいと考えている」(51・市議会議員)

「実際に本当に中身をチェックされているのなら何らかの注意や対策が取られるものだと思うけれど、それが見えてこないのはとても不思議なこと。本当の意味で機能していないのではないか」(25・主婦)

「環境を考えたごみ袋であれば、どちらでも良いのではないでしょうか!」(34・会社員)

「ベストはリサイクル・プラスチックスを着色せずに利用した雑色袋だろうと思います。それでもレジ袋やクリーニング屋さんからの使用済み袋の再利用も可能にしていてほしい。黒色袋も推奨はできないが、それを許すくらいの寛容さが必要と思います」(58・通産省)

「分別収集するのであれば良いが、ゴミを分別処理しないのであれば、黒の方が良い」(42・化学会社)

「ただ透明や半透明にしただけではごみは減らないと思う。減らすにはごみ袋の有料化、それも大きな袋で一袋100円くらいが良いのではないかと思う。そのくらいでないとごみは減らない。中途半端に有料化しても税金の無駄だと思う」(21・大学生)

「どちらでもいいと思っている。袋のことよりも、分別の方法をはっきりわかるようにすることや、収集方法の工夫の方が重要に思う」(34・会社員)

「ごみ袋の半透明、透明化、有料化にするより根本的に、ごみ削減の啓蒙をもっと浸透させるなにか手段を考えるべきだと思う。ところで透明、半透明にしたところでごみの外側しか見えないので、中は所詮開封しないとわからないし、あまりこのような袋にする意味はないと思うのですが……。7月から有料指定袋になるがその『なぜそうしなければならないのか』といったことが市民によく啓蒙されていないと思います」(30・印刷会社)

◆統一デザインの印刷袋について

「なぜ全国で統一できないのか分からない。自治体ごとでは不効率」(31・銀行員)

「必要のない指定袋を決めることは住民に対しては統制、企業と役所との利権癒着をもたらす可能性が大きいと思います」(58・通産省)

「インクがもったいないと思います。今までの袋には何も書いてなかったのにおかしいのではないか。見た目の感じで規格のものだと見分けるくらいのことは私にもできると思う」(25・主婦)

「規格をある程度統一するために有効かもしれないが、自治体毎に規格が異なるのは行過ぎ。将来ごみ袋として適切な共通仕様が定着することを期待したい」(53・化学)

「市民にとっても、自治体にとっても費用の無駄だと思います」(35・大学教員)

「印刷袋はコストが高いのでやめたほうがいい」(31・包装資材)

「マナーが守られていない現時点では、役所が指導で行うのはしょうがないのではないか。今の時点では賛成です」(27・公務員)

「自由販売方式で、本体印刷なし外袋に統一デザインをする」(42・化学会社)

「どんなメリットがあるかよくわからない」(26・教員)

「住民のゴミの分別意識が確立されるまでは、ひとつのきっかけになるのではないか。将来的には廃止できればいいと思う」(46・地方公務員)

「なぜそうするのかを説明するだけでなく、きちんとそのような対策を取った結果に関する情報を提供して欲しい」(29・大学)

「必ずしもベストの方法であるとは思わないが、廃止せよとも思わない。他市町村からのごみ出しは防げると思う」(27・財団法人)

「炭酸カルシウム入りの半透明袋は、扱いにくく、ごみの少ない私には、自治体の半透明袋は大きすぎてしまいます。スーパーのレジ袋で十分なので、指定袋は反対です」(35・大学教員)

「町内会など、ご近所グループで、大き目のコンテナを共有し、そこにごみを当日だすことで、ごみ袋の利用を削減できるのでは、と思います。あとは、統一袋だけではなく、いらない大きな紙袋をごみ袋に利用できるように、柔軟な対応を東京都に希望します」(30・女性)

◆このページに対する温かいご意見

「このHPは、ゴミ問題に取り組み始めたばかりの私にもわかりやすく、新しいデータを見ることができるので非常に良いと思います。これからもわかりやすく新しいデータを期待しています」(20・大学生)

「どうか、これからも、生活者の視点に立ったあらゆる人の意見交流の場になってください」(23・大学院生)

「ゴミを担当する者にとって大変参考になります。これからもいい情報を提供してください」(49・町役場)

「大変丁寧で信頼性があります。ただ今一気に読める自信はありません。作成本当にご苦労様です。現在プラスチックのリサイクルの今後について素人ながら勉強しているのですが、行政や企業の言うことのなかに、全体的に見ることのできる専門学者の声が反映されているのかはなはだ疑問が残ります。本当にしなければならないことをこれからも探しながら生活していこうと思っています」(25・主婦)

「制作スタッフの御努力には脱帽です」(28・テレビ局ディレクター)

「なかなか面白いページでした。ごみ袋のメーカーさんの作ったものとは、驚きです」(40・会社員)

「情報がよくまとめられていると思う。ページのデザインもすっきりで洗練されている。自治体の職員に宣伝しましたか?今後の活動に期待する」(29・大学)

◆このページに対する、ドキっとするご意見

「各論の証明になる科学者等の意見をもっと掲載すればよいと思う」(51・市議会議員)

「真実を隠すことのないようお願い致します」(34・会社員)

あなたの声をお待ちしています。希望の方へはパンフレットを郵送いたします。詳しくはこちらをどうぞ。

 

 


 

名古屋市が透明・半透明化に!

【9月29日=大谷】本日確認されたところでは、中日新聞および名古屋版の日経夕刊に名古屋市半透明化のニュースが掲載されていました。内容は、来年半ばまでに透明、半透明のごみ袋を導入するということです。

その後さっそく名古屋市環境事業局作業課にTELしました。半年に一度ぐらいは定期的に連絡入れており、その都度「今のところ、考えていません」という回答でした。直近では4月頃TELした記憶があります。と言うことで、私自身も名古屋は今世紀中は黒ポリだと確信していたのだが。

電話に応対してくれた担当の方も、こんな記事が出てびっくりしていると言っていました。

市長が本日(29日)の9月定例会議で、ごみ減量効果がある透明、半透明袋の導入を求める自民党市議の質問に対し「できれば、来年半ばまでに透明、半透明の袋を導入したい」と答弁したと言うことです。環境事業局作業課も寝耳に水状態で、課内でも「市長がこのように答弁したからには、これからその方向で作業を進めざるを得ない。尚、規格を統一した指定袋は課内で一時期考えたこともあったが、コストアップとなり、結果高い物を消費者に買わせることとなる。当然、今の景気動向を踏まえれば、指定袋導入は個人的には考えられない。春日井市のような市販の半透明袋という方向になるでしょう」と庶民的な発言でした。



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