本文記事―97年11月
福岡市環境局業務課訪問 【11月28日=勝田】福岡市環境局業務課の推奨している事業系ごみ袋の動向を明確にするため、同課竹内氏を訪問する。半ば強制的な推奨袋の定義を問うと、次のような説明がありました。 「あくまでも環境局は推奨の立場で協力を依頼しており、許可収集業者のサポートです」「推奨袋以外の排出で収集拒否を受けた場合には、収集業者に対し指導はするが、プリペイド方式を実施するよう許可業者には依頼している」 「全ての許可業者が人員・流通などの問題でプリペイド方式を実施できる状況にはなっていない。実施している業者でも収集場所の密度が低い地域では推奨袋導入が困難な場合も多く発生している。現状、推奨袋を強引に押し進めることはせず、既存の袋での収集も受け入れる体制ではあるが、分別だけは守るよう呼びかけている」
天理市入札、結果報告 【11月21日=富山】本日、天理市不燃物用ごみ袋入札がおこなわれた。参加業者は昨年と同じで、日本住宅設備、堀商店、石田商店、榎堀、石原、ラックの6社。 1)規格 0.06x650x800 若草色 片面一色 2)数量 12枚組x22,000セット=264,000枚 3)納期 平成10年1月末(最初12月25日であったが、当日の朝になって急遽変更となっている) 落札したのは榎堀(荒物雑貨店)。落札価格は、3,080,880円(11.67円/枚。202円/Kg)。ちなみに昨年の落札価格は、264,000枚で3,335,200円(12.63円/枚。219円/Kg)。 またもや昨年を下回る価格で落札されたことと、納期も入札当日になって急遽変更になったことはなんとも解せない。
川内市生活環境課を訪問 【11月13日=勝田】得意先N商店の窪薗氏と川内市生活環境課を訪問。川内市役所市民部生活環境課技術補佐倉園氏と川内市保健福祉部生活環境課環境係長別府氏と面談する。 名刺交換が終わると、倉園氏の開口一番が「川内市は指定袋を採用しています。今のところ問題はありません」……少々警戒心が強い様子です。川内市の採用している規格を教えていただくところからスタートしました。 「もえるごみ用」は3種類。650x800x0.040mm、500x600x0.040mm、380x500x0.040mm。材質はLDPE。透明の地に赤の印刷。「もえないごみ用」は2種類。650X800X0.050mm、500x600x0.050mm。材質はLDPE。赤半透明の地に白の印刷。サイズの細分化、袋の厚みが気になりました。袋の厚みは、導入前のモニターの意見から決定したようです。 「N商店専務にはPRをして欲しいと言われましたが、今回は売り込みに出向いたのではなく、参考までに当社の取り組んでいるごみ袋を説明させていただきたいのです」と売り込みでないことを強調。原料リサイクルの切り札として「雑色再生」のポリ袋について現物を見せながら説明する。またダイオキシンとポリ袋の関係や、指定ごみ袋を考える会の説明にも話が及ぶ。 両氏とも指定袋や透明化が進んでいることは認知しており、黒いごみ袋を使える地域が激減している事は充分理解していました。黒い袋が使えなくなると再生品の需要が減り、リサイクルの理念からずれていることを話す。印刷をした指定袋のスクラップやインクの問題、あふれかえるシリンダーなど、指定袋の影響でごみ袋がごみをもたらすことを説明。再生原料100%のごみ袋は、ごみの削減につながり、もちろんリサイクル商品であることを認識していただく。 ダイオキシンについては、当然のことながら勉強をしているようでした。活性フェロキサイドを採用している串木野市と隣接しているため、波及することを恐れていましたが、ごみ袋に添加しても無用なことは充分理解していました。なお、清掃工場ではダイオキシン問題から、早く800度に達するようにごみの撹拌をしているそうです。そこでは強い袋は厄介者で、撹拌時には簡単に裂けた方が良いと話していました。 最後に指定袋を考える会に触れました。知っているものと思っていましたが、指定袋を採用しているためか、関心がないのか、分かりませんが会の存在すら知らないようでした。ごみ袋販売メーカー有志で活動していることを説明、パンフレットなどを後日郵送することを約束しました。 話の最後には倉園氏の警戒心も全くなく、非常に勉強になり、有意義なものであったと感謝されました。省資源、リサイクルなど環境問題に結びつく言葉には敏感のようでした。無駄な厚みの指定袋を採用していますが、倉園技術補佐、別府環境係長両氏は偏見もなく、良識のある方かなと感じました。
福岡市に11月24日店頭販売の前倒しを通告 【11月11日=石沢】得意先へ行く途中に新生堂というドラッグがある。10時のオープン準備で店頭に商品並べているところを車で通ったらなんと……プラテックの認定袋45Lが98円で積んである。ちょっと先に車を止め、戻って見ると間違いなく認定袋である。得意先に到着して、駐車場から市役所に電話をする。 福岡市環境局管理部計画課の河野氏に対し、発売日を守らなかった商品の店頭からの撤去を求めたところ、「市としては強制力が無い」との回答であった。紳士的な態度で進めてきたつもりでしたが、いくら話しても河野氏の態度は煮えきらず、店頭に並んでいる商品の認定取り消しも言わない。それでは問屋に対し販売日の厳守を言いきれなくなってしまうので、こちらとしても24日以前に認定品が店頭に並びうることを示唆した。これに対し河野氏は「できるだけ守ってほしいが……しょうがないでしょうね」との回答であった。
【11月7日=馬場】生活環境部環境対策課から、「前橋市指定ごみ袋製造認定基準等の説明会開催について」の通知と「指定袋(家庭ごみ用)の認定申請について」の文書が届きました。 内容は―10月29日に訪問した際に―聞いてきた通りです。 → 詳細記事
西村山広域行政事務組合で指定袋の説明会 【11月5日=馬場】寒河江地区クリーンセンター(山形)にて午後1時30分から行われた指定袋説明会に出席しました。 説明された内容は、98年4月1日から(1)家庭系ごみ袋は証紙印刷での有料化のため入札制指定袋、(2)事業系ごみ袋は許認可制指定袋を実施する、というものです。 家庭系の指定袋は、東根市外二市一町の指定袋同様、毎年入札が行われることになります。また、「ミシン目」入りです。(「ミシン目」入りは、中川製袋の入れ知恵と思われます。サンプル品に中川製袋の社名が印刷されていました。) 説明会に出席したのは8社中7社。日本技研工業、富士商事(地元企業、薬品等を衛生組合に納入している)、サーモ、大倉インテックス、中川製袋、日本サニパック、あと1社は不明です。寒河江商事は欠席でした。説明会の雰囲気は、ただ単に、決定していることの説明という感じでした。
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