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「付加価値」がうたわれているごみ袋について

過去に発売された、何らかの異物を混入して「機能」をうたう製品をリストアップしました。いずれもコスト高につながるだけで、本当に有益であると言えるものは一つとしてありません。何の変哲もない、ただの普通のポリ袋よりも優るものはなし、ということがごみ袋に関しては断言できます。

炭酸カルシウム混入
強度を阻害するだけで不要。きわめて幼稚な錯覚をねらった有用論。

古紙混入
ロジック的には炭カル袋の類縁に相違なく、「何のために?」という問いに対し破綻している。

ダイオキシン抑制
活性フェロキサイド、ゼオライト、水酸化アルミニウム、マグネシウムなどがポリエチレンに混入されている。ダイオキシンを吸着する、塩化水素と反応する、という理屈。/実機データなし。現実とかけ離れた構成割合の試料による都合のよいテスト結果のみ。/専門家(研究者レベル)から見ると個々のロジックはいずれも信憑性に欠けている。/ロジックが正しいと仮定しても効果について有意差が見出せるレベルにない。/希少・高価な工業原料をゴミ袋に投入することの是非が問われる。

嫌臭剤混入
動物に対して効果がないという証言多数。水掛け論?/製造現場、店の売場、家庭内にメントールの臭いが広がり、人間が閉口する。不評。

消臭剤混入
ごみから生ずるニオイの量に対して消臭剤の効能が追いつくはずもなく無力同然。無意味。

分解性プラスチック(ポリエチレンベース)
焼却処分に向かう場合は無意味。/処分場で埋め立てされた状態(光なし、微生物なし)にあって分解が進むかどうか疑問。/崩壊したプラスチック細片が環境中に飛散することの弊害が懸念される。

生分解性フィルム(でんぷん100%)
強度に難あり。製造された時点から強度劣化や虫食いが進むので長期在庫に向かない。/経済性に難あり。通常のポリ袋の2、3倍。

抗菌剤混入
効果が期待できるのはフィルム表面に付着した菌に対してだけ。せいぜい気休め程度。/抗菌剤そのものは非常に高価(1万円/kg程度)であり、まともに混入したら市中に出回っている製品の価格には収まりようがない。現状の混入率は限りなくゼロに近いアリバイ的数字?/抗菌製品の氾濫にみられる現代人の過剰な清潔志向に最近は医学的見地から警鐘。

 


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