都議アンケートボーダー


1回目のアンケート実施

さっそく準備を進めたのちの4月19日、都議会議員の住所宛てで全員分のアンケートを一斉に発送しました。内容は以下のとおりです。

  送付したもの

アンケート用紙
「指定ごみ袋の是非を
 考えませんか?」の
 パンフレット
炭カル袋の無意味性を
 伝えた新聞雑誌の
 記事コピーを2枚

1回目の送付

 

アンケートの返信は以下のとおり推移していきました。(到着順。敬称略)

 質問項目 1)〜3)


藤川隆則(小金井市/新進党/1期)

1)

回答せず

2)

回答せず

3)

貴事務局が主張される“この事実”と私が「炭カル混入」袋に変更されるときに受けた説明とには大きな相違がある。もう一度この問題をそ上に載せ、専門的な立場から明快な答えを出してほしい。ゆえに質問1、2には解答できない。

 回答1


桜井武(墨田区/自民党/5期)

1)

効果がないという事実を知っていた

2)

撤廃の方向で見直しすべき

3)

東京都の言い分と業者の見解が違うという事はよくある事である。
今回は、容器の変更、色の変更、無料を有料、清掃工場の建設、運搬車の車庫の新設、清掃事業の都から区への移管等々の諸題が短期間に次から次へと出てきたために、非常に多忙な中で推移した事は事実である。
以上の諸課題はいまだ未解決の部分もあるが、ようやく方向性が見えてきたので、今後は一つ一つ時間をかけて疑問点の解決につとめないといけないと思う。


片山哲(北多摩第三/社会民主党・市民会議/3期)

※ワープロ打ち文書がファクスにて送られてきました。

1)

炭酸カルシウム入りポリエチレン袋は、単位重量当たりの発熱量が紙とポリエチレンとの中間にあり、ポリエチレンに比較して穏やかに燃えるため、焼却に適した素材であると認識しています。

2)

「炭酸カルシウム入りごみ袋」は、都区内の低い分別率を向上させ、ごみの減量・資源化を推進すること、危険物の混入による職員の安全を確保すること、不燃ごみとの区別を明確にすることなどのために導入されたものであり、平成5年10月(平成6年本格実施)実施以来3年余を経て都民の間に定着していること、製造・販売業者も300社に達していること、価格も低下していることなどから、現段階ではこの制度を取りやめなければならない積極的な理由はないと考えています。

3)

「炭酸カルシウム入りごみ袋」以上に効果のあるごみ袋が開発されれば、それらを採用することにはやぶさかではありません。また、黒ポリ袋や雑色ポリ袋は現在でも不燃ごみ袋として使用することができますが、これら再生原料のリサイクルについては別途検討する必要があると考えます。

回答2


藤田十四三(北区/社会民主党・市民会議/4期)

※ワープロ打ち文書がファクスにて送られてきました。名前と日付以外は前出の片山議員の文書とまったく同じ体裁です。

1)

炭酸カルシウム入りポリエチレン袋は、単位重量当たりの発熱量が紙とポリエチレンとの中間にあり、ポリエチレンに比較して穏やかに燃えるため、焼却に適した素材であると認識しています。

2)

「炭酸カルシウム入りごみ袋」は、都区内の低い分別率を向上させ、ごみの減量・資源化を推進すること、危険物の混入による職員の安全を確保すること、不燃ごみとの区別を明確にすることなどのために導入されたものであり、平成5年10月(平成6年本格実施)実施以来3年余を経て都民の間に定着していること、製造・販売業者も300社に達していること、価格も低下していることなどから、現段階ではこの制度を取りやめなければならない積極的な理由はないと考えています。

3)

「炭酸カルシウム入りごみ袋」以上に効果のあるごみ袋が開発されれば、それらを採用することにはやぶさかではありません。また、黒ポリ袋や雑色ポリ袋は現在でも不燃ごみ袋として使用することができますが、これら再生原料のリサイクルについては別途検討する必要があると考えます。

回答3


長尾彰久(町田市/民社・コア東京/1期)

1)

効果がないという事実を知っていた

2)

撤廃の方向で見直しすべき

3)

真剣にゴミ行政を考えるなら、ゴミ袋を使わないですむ資源循環型のリサイクルの徹底をすべきであります。今の都民はあまりに安易にゴミを排出しています。まずそれから改める必要があります。

 


今井悦豊(葛飾区/公明/4期)

1)

回答せず

2)

回答せず

3)

※ワープロ打ちの文書が糊で貼られている。
回答4

------------------ 以下、その文面 ------------------

「炭酸カルシウム入りごみ袋」に関するアンケートについて
質問に対する都の見解

1)質問1関連
  炭酸カルシウム入りポリエチレン袋は、単位重量当たりの発熱量が、
  紙とポリエチレンとの中間にあり、ポリエチレンに比較して穏やかに燃え、
  燃えがらも少ないなど焼却に適した素材である。


2)質問2関連
  次の理由により、推奨袋制度を継続していく。
 (1) 平成5年10月(平成6年本格実施)炭酸カルシウム入り半透明ごみ袋に
   よるごみの出し方の新ルール実施以来、都民に広く定着していること。

 (2) 分別の徹底を図り、ごみの減量・資源化を推進するとともに、ごみを
   収集する職員の安全を確保するためには、内容が識別できる程度の
   透明度が必要であること。

 (3) 都のごみ収集においてプラスチック類は、焼却不適ごみ(不燃ごみ)と
   しており、可燃ごみ袋の素材はこれと区別する必要があること。


3)質問3関連
  ごみ収集袋の推奨制度は、ごみの分別の徹底を図るなど東京の抱える
  ごみ問題の解決のために必要不可欠な制度である。


鈴木貫太郎(荒川区/公明/2期)

1)

その他

2)

存続させるべき

3)

別紙参照のこと

----------- 添付された別紙(手書き)より -----------

(1) についての私のコメント 
今、都が炭カル入りポリ袋を普及している点について評価せざるを得ないでしょう。私の認識では(知りうる現段階で)炭カル入りポリ袋は、単位重量当たりの発熱量が紙とポリエチレンとの中間にあると聞いております。従ってポリ袋に比較して炉の中での燃え方にも、穏やかかつ燃えがらの比較的少ないものとなっているのではないでしょうか。

(2) についての私のコメント
  (イ) 都民の間に定着しているのではないでしょうか。
  (ロ) 作業員の方々が、中身が見えないと不安になるでしょう。
    内容物が識別できる程度の透明度が必要であるのではないでしょうか。
  (ハ) プラスチック類などのゴミ類は不燃ゴミとしております。
    可燃ゴミ袋の素材はこれと区別する必要があるからです。

(3) についての私のコメント 
ゴミ袋の推奨制度については、ゴミの分別収集の徹底を図ることが不可欠であります。都の抱えるゴミ問題解決のために、やむを得ない制度であると考えております。


熊本哲之(世田谷区/自民/5期)

1)

単純ポリ袋より穏やかに燃え、燃えだれも少ないなど焼却に適していると知っている。

2)

存続させるべき

3)

当初いろいろと議論されましたが、今日では都民に広く定着している。ごみ収集職員の安全を確保するため透明な袋が必要であると思う。ごみの分別徹底を図るなど東京のごみ問題解決に必要不可欠と思う。よって現制度を継続していくべきと思う。


桜井良之助(世田谷区/公明/6期)

1)

(マルをつけず、隅に「該当なし」と記入)

2)

存続させるべき

3)

ごみ収集袋の推せん制度は必要であると考える。


小山敏雄(目黒区/自民/4期)

1)

(マルをつけず、隅に「※答えの項目が一方的にすぎませんか」と記入)

2)

存続させるべき(都民に定着始めている為)

3)

考える会の事務局がメーカー内にあるということは、ご質問に何か意図的な感じが致します。

 


前島信次郎(江戸川区/公明/4期)

1)

(マルをつけず、隅に「焼却に適した素材である」と記入)

2)

存続させるべき。既に都民に徹底しており、定着しています。ある程度の透明性は必要と考えます。

3)

特にありません。


岩館衛(江東区/公明/4期)

1)

事実を知らず、効果があると信じていた(2にマル)

2)

要検討。但し内容物の識別と新ルールは存続させて。

3)

1.炭カルが焼却炉の温度を下げるのか下げないのかの事実の究明をすることが先決。考える会の皆様は効果なく無意味というが、清掃局は現在効果ありと言っているのであり、その事実を早急に実験証明させねばならぬ。2.ポリ袋業界と協定の上、発注をさせることが望ましい。現在の炭カル入り袋製造の業者及びビニール袋業者を含め話しし合う必要があると考えられる。


田中良(杉並区/新進/1期)

1)

3:このことが問題となった内容と経緯を知らなかった

2)

十分な資料、説明が必要。(マルをつけず)

3)

専門的な知識が必要なこの種の議論は、ともすれば私達は役人の説明に対する反証を持てず、結果としてそれに従う、追認する傾向がある。この問題もそういうことがあるかもしれない。条例改正当時を思い起こしてみると、必ずしも具体的な知識の裏付けがあってといううよりも、作業員の身の安全やごみ問題に対する住民の意識を喚起することなどが主な理由であったように思う。焼却炉が年代によって性能が違うということも、都全体で画一的に対応して本当に良いかどうか考えてみるべきだと感じている。


竹下孝雄(豊島区/新進/5期)

1)

(マルをつけず)炭酸カルシウム入りポリエチレン袋は、単位重量当たりの発熱量が紙とポリエチレンに比較して穏やかに燃えるため、焼却に適した素材であると認識しています。

2)

存続させるべき

3)

「炭酸カルシウム入りごみ袋」以上に効果のあるごみ袋が開発されれば、それらを採用することはやぶさかではありません。また、黒ポリ袋や雑色ポリ袋は、現在でも不燃ごみ袋として使用することができますが、これら再生原料のリサイクルについては別途検討する必要があると考えます。


五十嵐正(足立区/公明/4期)

1)

(マルをつけず)ポリエチレンに比べて穏やかに燃え、燃えがらも少なく効果があると考えている。

2)

存続させるべき

3)

ごみ収集袋の推奨制度は必要な制度と考えております。

 


加藤まさ子(大田区/東京市民21/2期)

1)

効果がないという事実を知っていた

2)

撤廃の方向で見直しすべき

3)

自らの出すごみの最終処分まで見通して、どうすれば最も良い排出の仕方か自ら考え判断することが大切だと考える。そのための情報公開を求めます。ニュースステーション報道で炭カル入りごみ袋の追跡をしていた。袋製造の際の大量の失敗が出る実態、燃焼した際、炭カル分だけごみ量がふえる事実。疑問をはらすための情報は現在無い。変更の方向を検討するべきと考える。


森田安孝(杉並区/公明/2期)

1)

(マルをつけず)炭カル入りポリ袋は上記の内容と異なる。効果はあると考える。

2)

存続させるべき

3)

炭カル入りポリ袋について種々議論がされていることは承知しています。しかし都民の間に定着し、効果が認められる(ポリエステルに比較し温度が低い、作業員の事故が減った)ので、存続すべきと考えます。


福島寿一(渋谷区議会議員) ※なぜかファクスが届く

1)

効果がないという事実を知っていた

2)

撤廃の方向で見直しすべき

3)

ごみ問題の根本的な解決は、資源焼却型のごみ行政を改め、循環型社会の第一歩を踏む出すことが不可欠です。都政がそのために責任を果たせるよう努力したいと思います。


和田宗春(北区/都議選民主党予定候補者) ※ファクスが届く

1)

その他

2)

その他

3)

質問1、2に関連してお答えします。「炭カル混入」袋以外に焼却に適したものが出てくれば、見直すことは当然です。しかし、現在、それ以上のものはありません。


橋本辰二郎(中野区/公明/6期)

1)

(マルをせず)ポリエチレンより高熱を出さず、焼却炉の破損も少ない素材であると聞いている。

2)

存続させるべき。

3)

家庭のごみ出しが用意で、またごみ収集をスムーズに行うためには、現行制度は適している。

 


藤井富雄(新宿区/公明/9期)

1)

(マルをせず)ポリエチレンより穏やかに燃えて、燃えカスのタレも少ない素材である。

2)

存続させるべき。

3)

ごみ収集をスムーズに行い、東京の重要課題であるごみ問題を解決するためにも、ごみ収集袋の制度は適切な制度であると思う。


佐々木ひろゆき(練馬区/社民党/2期)

1)

(マルをせず)炭カル混入袋は、ポリエチレンより適しており、焼却によいと理解しています。

2)

存続させるべき。(問題があれば議論し、継続を再検討すればよい)

3)

収集袋は、分別収集するにあたり、安全性、区別の透明性、価格などを考慮し、都民負担がかからない、使いやすく焼却に適したものが重要です。この基準に適したものであれば、されによいものがあれば採用すべきです。


高谷真理(三鷹市/社民党/2期)

1)

(マルをせず)その他。炭カル入りポリ袋は、単位重量当たりの発熱量がポリエチレンより低いため、焼却時の温度を抑えられることから、ダイオキシンの発生を抑制できると同時に、炉の損傷を少なくできる等、焼却に適した素材であると認識している。

2)

存続させるべき

3)

炭カル入りごみ袋以上に効果のある袋が開発されれば、それをさいようするにやぶさかではない。黒ポリ袋等は現在でも不燃ごみ袋として使用できるが、これら再生原料のリサイクルについては別途検討すべきである。


中川外行(足立区/新進/1期)

1)

事実を知らず、効果があると信じていた

2)

撤廃の方向で見直しすべき

3)

ごみに関しては、都民一人ひとりが自分のところから出すごみに責任をもってきちんと分別し、決められた方法で出すことは多様な生活スタイルの中で暮らす東京の場合は、大変重要なことと思います。ただ、都推薦の炭カル入りごみ袋について、様々な問題が生じていることは、資源は有限であることを考えたとき、再生品の必要性をかけ声だけでなく真剣に実行することが地球環境の面から重要と思っています。


曽雌久義(大田区/公明/3期)

1)

(マルをせず)炭酸カルシウム入りポリエチレン袋は焼却に適した素材である。

2)

存続させるべき

3)

ごみ収集袋の推奨制度は、ごみの分別の徹底を図り、ごみの減量・資源化を推進するなど、東京が抱えているごみ問題の解決のために必要不可欠な制度と考えます。

 


石川芳昭(練馬区/公明/4期)

1)

(マルをせず)穏やかに燃え、燃えがらも少ないなど焼却に適した素材である。

2)

存続させるべき

3)

ごみ収集袋の推奨制度は、ごみの分別の徹底を図るなど、東京の抱えるごみ問題の解決のため必要不可欠な制度である。


東野秀平(目黒区/公明/1期)

1)

(マルをせず)炉に悪い影響を与えるほどのものではない。

2)

(マルをせず)事実を科学的に公表する必要がある。

3)

「炉にやさしい」ことが大義名分では納得できない。ごみ出しのモラルの向上を計るべく努力をすべし。


土持正豊(足立区/公明/3期)

1)

(マルをせず)

2)

存続させるべき

3)

「炭カル混入」をめぐる問題については、現行の袋を推奨制度の対象としてスタートさせる際に都が設けたゴミ会議等を通じて論議が交わされており、その後すでに都民の中に定着していることでもあるので、特段に問題にすべきものではないと認識しています。


田中晃三(板橋区/自民/4期)

1)

(マルをせず)不十分ながら知識はあった

2)

撤廃の方向で見直しすべき

3)

論議をもう一度再開して、それぞれが理解し納得する必要がある。


宮尾英世(北多摩第五/社会・市民/2期)

1)

(略)アンチョコ通りの回答を手書きしてある

2)

(略)アンチョコ通りの回答を手書きしてある

3)

(略)アンチョコ通りの回答を手書きしてある


小林正則(小平市/社会・市民/1期)

1)

(略)アンチョコ通りの回答を手書きしてある

2)

(略)アンチョコ通りの回答を手書きしてある

3)

(略)アンチョコ通りの回答を手書きしてある

 


坂口こうじ(北多摩第四/社会・市民/3期)

1)

炭酸カルシウム入りポリエチレン袋は単位重量当たりの発熱量が紙とポリエチレンとの中間にあり、ポリエチレンに比較して穏やかに燃えるため焼却に適した素材であると認識しています。

2)

存続させるべき

3)

炭酸カルシウム入りごみ袋以上に効果のあるごみ袋が開発されれば、それらを採用することはやぶさかではありません。また黒ポリ袋や雑色ポリ袋は現在でも不燃ごみ袋として使用することができますが、これら再生原料のリサイクルについては別途検討する必要があると考えます。

 



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