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住民の声 No.151〜No.183

 ◆「行政」に対する質問事項 1) 〜4)

 


 

No.151  Nさん
(男性/60代/北海道/無職・団体役員)
 

1)

目下研究中。

2)

その必要を感じない。

3)

そのこと以前に、ごみ収集のステーションの設置について、場所、形状、費用、処理など問題多し。

4)

関心の持てる構図。良好。

 


 

No.152  Iさん
(男性/30代/東京/商事会社)
 

1)

透明・半透明の袋を推薦するのは良いが、それ以外の袋では出せなくなるというのは不便であり、レジ袋その他も認めるべき。しかし、収集作業員の安全を考えると、たしかに黒い袋は良くない。見えるほうが安全。

2)

上と同じだかが、そうした袋を推薦する程度なら良いのでは?

3)

住民にごみの発生抑制や分別資源化への意識改革を促すものであるべき。そうした意味からは、指定袋が必ずしも悪いとは思わない。黒い袋は、ごみを闇に葬ってしまえ、と使用者に安易な気持ちを抱かせるものがある。

4)

黒いポリ袋は、もともと一般家庭ではあまり使われてはいないと思う。ほとんどは事業者が事業系ごみを出すときに何でもかんでも突っ込んで捨てている。廃プラの再生利用はよくわかったが、発生抑制や分別への誘導には貢献しない。黒くしないほうが良いのでは?

 


 

No.153  Mさん
(男性/60代/東京/記入なし)
 

1)

中身が見えるのはある面プライバシーに影響すると思うが、作業員たちのことを思うとそうも言えないと思う。

2)

余り感心しない、というよりも嫌だ。なぜならば有料化につながっていくから。

3)

働いている主婦やサラリーマンは、資源ごみを持っていくことがなかなかできない。
資源ごみは、戸別収集方式のほうが拠点回収方式よりも良く回収されるのでは?

4)

炭カル入りは破れやすい。着色は白か茶が良いと思う。茶でも透明性のよいものがいいのではないだろうか。

 


 

No.154  Nさん
(女性/60代/栃木/市議会議員)
 

1)

当市は実施しております。大変よいことと思います。

2)

それは必要ないと思います。実際には透明袋を求めていますが、スーパー等でも業界として協力して袋を透明になさり、家庭ではそれを使用しているところも多いはずです。

3)

最後には人間のモラルの問題と思います。実際に私どものところ(自治会世帯数1300軒)では、ごみ問題ではワースト1であったのが今モデル地区にまでなりました。(私、自治会長ですが)意識を変えることです。

4)

大変わかりやすく、多くの方に理解を求められると思います。よくわかりました。私は宇都宮市が実施している方法でよいと思います。ただパンフレットによると袋の色がもう少し透明度が悪くなったほうがよいようですから、それは業界と行政との相談でしょう。黒はよくありません。

 


 

No.155  Kさん
(男性/記入なし/記入なし/化学メーカー)
 

1)

ごみの有料化や半透明袋の指定を東京都が行ったが、その影響は大きく、他の地方自治体も実施しようとしている。関係者のPRが必要。

2)

ナンセンス。

3)

なし

4)

炭カル入りと「なし」との一枚当たりの発熱量の差を明確に示す。

 


 

No.156  Aさん
(男性/40代/大阪/会社員)
 

1)

作業員の安全、分別収集の促進のため、やむを得ないものと思います。

2)

とくに必要とは思いません。ただし、大きさは統一する必要があると思います。

3)

破れることのないよう、ある程度の強度のある袋が必要と思います。

4)

ごみ袋の問題についてよく理解できました。

 


 

No.157  Sさん
(男性/40代/秋田/公務員)
 

1)

危険防止のためのひとつの手段である。

2)

考えたこともなかったが、冊子を読んで、単一自治体のためだけのデザインは不合理と思った。できれば全国規格が望ましい。

3)

なし

4)

様々な観点から公平に分析しており、興味深く読んだ。

 


 

No.158  Iさん
(男性/40代/神奈川/財団法人・原子力)
 

1)

ごみの扱いについては慎重な対応が必要されていると思う。住民にそうした意識を持っていただくということで、透明化は良いことだと考える。

2)

基本的には賛成だが、業者の側、流通の側からは問題があることは分かります。JIS規格のような形で管理すれば業者間の競争は妨げられないかもしれません。

3)

理想としては袋も使わずに容器を何回も使用して使うというのが良いと思う。

4)

あまり関心のない部分だったので参考になった。

 


 

No.159  Kさん
(女性/20代/東京/廃棄物専門コンサルタント)
 

1)

収集作業員の作業効率、安全性からみて良いと思う。収集指定ごみ以外のごみが混入しないので良いと思う。個人のプライバシーの問題は個々が解決するべきで、考慮しなくてよいと思う。

2)

このパンフレットを見るまでまったく考えなかった問題でありました。特に住民啓発の役割を果たしている一方、問題点が多いことを踏まえて導入を検討するべきと思う。

3)

分別収集品目を細分化しても、袋排出では袋自体がごみとなる。在住の中野区は資源はコンテナ収集。異物混入も少なく、まずまずうまくやってると思う。練馬、板橋も同様。

4)

2)に同様。もっと多くの人々に考えてもらいたい問題。御会が長く継続されるよう資料は有料にしては?

 


 

No.160  Xさん
(男性/20代/東京/廃棄物専門コンサルタント)

 

1)

半透明化でよいかと思う。別に透明にする必要はない。半透明であってもプライバシーの問題は残るかと思うが、見られては困るものは他の紙袋に入れて等、他人の目から隠す程度のつつましさ、礼儀はこの国の住民にかつてあったはずだし、今でも十分に発揮できるはず。

2)

私個人に関して言えば、在住している市の規模が小さく、統一された仕様と価格が常識的かつ実際的だと思う。

3)

カラスによるごみ散乱の被害が日常的。そもそもポリ袋を用いることに本質的な疑問を感じる今日この頃(生ごみ、台所ごみに限っての話)。

4)

私のところは指定袋はなく、スーパー等の白色袋の使用が日常的なので、すでに現在では近隣で黒色袋をっていると、おかしく感じる程度。別に指定になってもならなくても、特に大きな影響は受けない、というのが本当のところ。

 


 

No.161  Kさん
(女性/50代/東京/主婦)
 

1)

指定をする理由をもっとわかりやすく説明するべきと考えます。中が確かめられるということでしたら、灰色でもよいと思います。レジ袋や他の袋は丈夫すぎたり有害な金属が着色のために使われていたりするので、それをごみ袋として使うのは問題があるようです。丈夫すぎるのは、生ごみと分別するために破袋するときに破袋しにくい(三浦市の例)とか、有害な金属は焼却するときも焼却灰の処理も埋立も問題ありです。

2)

不要なことだと考えます。

3)

バケツがごみを減らすということから望ましいですが(容器の汚れを嫌って袋を入れれば同じですが)、稲城市では認められていません。コンテナは中の掃除が大変です。捨て方が雑になったり、あふれてしまったりもします。今は袋より仕方がないのでしょう。

4)

指定ごみ袋の問題点がわかりました。それによるメーカーの苦労、小売りの苦労もよくわかりました。指定ごみ袋はやめるべきと考えます。指定にからんで汚職も発生しそうです。

 


 

No.162  Hさん
(女性/30代/福島/産業廃棄物中間処理)
 

1)

数年前から透明袋使用になり、確実に一般ごみの量は減ったように思います。ただし勤務先に搬入される建築廃材の中には、処理に困った品々が家屋取り壊し時そのまま残され、木くずと一緒に搬入されて来ます。一部がうまく行けば必ず他方にしわよせがあるようです。

2)

透明袋には賛成なのですが、半透明でもレジ袋であっても構わないと思います。自治体による統一は不要だと思っています。要は一人ひとりの意識の問題です。

3)

当市でも資源物回収が始まり、折りたたみ式コンテナが設置されましたが、半年ですでに壊れたものが多くなりました。見かけより質の良さ、丈夫さが第一だと思います。

4)

雑色ポリ袋の存在を初めて知りました。ぜひ認めていただきたいものです。ただし、出来る限り内容物の見えるもののほうが私としましては助かります。町内会等で自主的手分別を行っていますので、中身を確認する必要もあります。

 


 

No.163  Gさん
(男性/50代/東京/大学・機械システム工学科)
 

1)

実際上あまり意味がないと思う。しいて意味づければ行政の言うことを住民が聞くようなしつけをしているという効果が期待できる。

2)

上記 2)と同じ。

3)

ごみ袋はレジ袋などで十分。
材質はPE(=ポリエチレン)とか紙が良いと思います。

4)

全くその通りと思う。

 


 

No.164  Iさん
(男性/60代/神奈川/プラスチックリサイクル技術研究所代表・中小企業事業団容器包装リサイクル法対応専門委員)
 

1)

全く必要ない。従来より再生原料で造られていた黒や青のPE(=ポリエチレン)のごみ袋で充分機能を果たしている。またスーパー等のショッピングバッグの二次利用でも充分ではないか。炭カル入りのごみ袋は必要ないと考える。

2)

全く必要ない。ごみは不要となって排出されたもので、焼却または埋立処分するだけのものである。確かに市町村によってごみ処理のやり方が異なるため、多少のオプションはあっても良い。しかしそれは袋ではなく技術である。

3)

ごみの排出は袋が良い。それもPEの袋(ショッピングバッグなどの利用)が良い。バケツ、コンテナは必要ない。いろいろな理由により。ポリ袋は雨に濡れても破れないし、軽くて強く機能的で、作業員が扱いやすい。

4)

パンフレットの3〜4頁のところ、ゴタゴタ書きすぎている。もっとすっきり書いたほうが良い。また技術的なデータを入れて説得力のあるパンフレットにしてはどうでしょう。小生も以前、プラ処理協にて炭カル入りごみ袋について調査し、あまり意味がないこと――炭カル袋一枚当たりのPEの使用量は変わらないこと、強度を出すために厚くしてあることなど――を『プラスピア』誌に書きました。一度見てください。

 
(※編集注――さらに炭カル袋の説明が続きますが割愛させていただきます)

 一方、ヨーロッパのごみ袋をみることも良いと思います。ドイツやフランス、イタリアのごみ袋は黒で少し肉厚のものです。すべて再生品。一見きれいですが、すかしてみると異物(フィッシュアイ)があります。ドイツの廃プラがイタリアへ輸出されてペレット(黒ペレット)になり、フランスにてごみ袋に加工されて使用されています(見本あり)。ごみ袋は国際的に廃プラスチックの再生品で造られていることになります。これらの国の文化や使用者の意識もあると思います。これらの情報も入れてパンフレットを充実してはどうでしょうか。

 


 

No.165  Kさん
(女性/40代/石川/地元放送局)

 

1)

よいと思う。中身がある程度わかるとなると、入れるほうもどこかで気をくばるのではないかと思う。人によるが…。

2)

印刷までして、と思う。意味がない。半透明にという大枠で縛ればいいのでは。

3)

袋しか知らないので…(一般家庭では)。

4)

各方面の人の意見がわかって、とっても参考になった。それぞれの立場があるが、妥協点はグローバルな視点で地球にとって何がベターかを選択したほうがよいと思う。

 


 

No.166  Tさん
(女性/60代/神奈川/なし)
 

1)

市民は、ごみ処理は行政の仕事と思っており、「おまかせ」の意識が強く、排出抑制になかなか結びつかない。鎌倉は来年4月から「透明袋」、新たに「資源ごみの日」が決まります。ごみを出す側の意識化につながると思います。

2)

雑色ペレットを使った半透明袋が好ましいと思います。鎌倉は「透明袋であれば可」という方向になっています。将来は有料シールを貼ることになるのではと思います。ごみ行政が少なく出す(努力する)人も多く出す人も同じように収集する現状に問題があります。排出抑制のコスト意識を持たせることが大事だと思います。

3)

来年4月からの資源ごみのうち、びん、飲料缶はコンテナ収集(折りたたみ式)となります。しばらく様子を見たいと思います。

4)

生産者側からの情報が知りえて大変参考になりました。

 


 

No.167  Oさん
(男性/40代/広島/化学メーカー)
 

1)

収集者の安全を考えるといいと思うが、使用する立場では内容物の見えない着色がいい。

2)

市民全体がルールを守れば別に指定の袋にすることはないと思う。

3)

昨年まではダストポットでいつでも排出できていたが、昨年末より指定袋方式になり多少不便を感じている。しかし他地区よりのごみの流入がなくなったのは良い。

4)

色々な方面よりわかりやすく書いてあり、すごく参考になった。資源の再利用の面からも、薄く着色し再生原料を使用すべきではないだろうか!

 


 

No.168  Iさん

(男性/70代/鳥取/包装資材販売・社長)

 

1)

自治体の担当者がよく素材のことを勉強した上での指定でないと思われる点が多分にありますので、止めてもらいたいと思います。

2)

コスト(住民の負担)等を考えて、印刷の廃止を提案します。

3)

排出者の自己責任で内容物に責任を持つために、住所・氏名を明記するシールの貼付が良いと思います。

4)

ポリ袋を扱い販売して40年になります。その間ごみ袋について考えてきました。その間に得た基本的な事項は本誌に記載された内容と同一です。

 


 

No.169  Yさん

(男性/40代/大阪/会社員・SP事業部)

 

1)

プライバシー侵害で甚だ腹立たしい。

2)

意味がない。

3)

ごみを出す人が回収の方のことも十分考えていれば、ケガをするとか危険なものを混ぜないとかの配慮のほうが重要だと感じる。出す人のマナーが悪いことが一番の問題だ。

4)

知らなかったことがわかり、大変参考にさせていただきました。これからも引き続きごみ問題に関する情報を提供し続けてほしい。

 


 

No.170  Nさん
(男性/50代/富山/リサイクルセンター・所長)
 

1)

リサイクルセンターを管理するものとして、ルールを守っていただくことで現状ではこの方法以外に良策がないかも……。私達では名前を記入されてないものは収集しないことにしている。

2)

ステーション収集の美化、収集作業も含め、当然だと思います。

3)

どのように排出するか、時間も含め収集の仕方により決めることであり、容器類も自ずとその中で検討されるべきです。

4)

もう少し大判とするか、ポイントを絞るかすると良い。全部を読む気にならない。

 

 


「指定ごみ袋を考える会」からのひとこと

13. 欲張りすぎて申し訳ありません



 パンフレットは、たしかに多様な論点を総花的にちりばめ過ぎたきらいがあります。じつはこれは編集した側が一番よく分かっていることです。分かってはいたのですが、みなさまにパンフレットを送付できるチャンスなどそう滅多にあるものではないという思いがありまして、無理をして詰め込んでしまいました。読みにくい感じを抱かせてしまったことはお詫びするしかありません。

 

 

No.171   Kさん

(男性/50代/鳥取/包装資材卸業)

 

1)

中身が見えるようにということだが、見られたくない物は一度黒とか青の小さい袋に入れて、指定の透明ごみ袋に別のごみと混合して出すと思われる。

2)

美観的には良いと思うが、レジ袋等買い物袋があるので二重にして出すことも考えられるので、無駄な気がする。また、住民までのルートの問題もある。

3)

生ごみの汚水が袋からこぼれているのが気になる。

4)

メーカー・小売店・住民・自治体等、各立場の意見がわかって良いと思う。

 


 

No.172  Oさん
(男性/50代/鳥取/包装資材卸業)
 

1)

中身が見えるというプライバシーの問題はありますが、回収作業員の安全、ごみに対する市民の意識の向上が望まれるなら試行もやむをえない。透明であれば規格に左右されず使用できればよい。

2)

印刷袋しか回収しないということなら、他市町村から持ち込まれたごみ袋は未回収のまま放置されるという問題が残る。美観だけのためなら印刷はいらない。

3)

いろいろな形態で(袋・紙箱・紙袋等)ステーションに置かれているごみを見ると、容器はどれかに決めるのも必要だと思う。

4)

市民のごみに対する意識の向上を図るのが考える会の方の目指すところでしょうか。上から押しつけるより、下からの盛り上がりが必要だと思います。

 


 

No.173  Iさん
(女性/30代/鹿児島/消費生活アドバイザー)
 

1)

ごみ袋透明化の意味が、ごみ収集員の方の安全上の問題を第一義に施行化へすすむ自治体もあり、ごみ減量化、資源化への取り組みとの並行化が望まれる。

2)

リサイクル社会実現のためにおこなうことが、かえって無駄な労力を使うことになってはいけない。

3)

行政の管理の下、形式を統一する意義には未だに賛同できません。減量に成功している数値結果のみで比較しているが、無駄も多いと思う。

4)

知識不足で、雑色ポリ袋の利点ならびに業界にてこのような取り組みをしていることを知らなかったので、非常に勉強になりました。もっと情報がほしいです。

 


 

No.174  Sさん
(男性/20代/神奈川/包材卸)
 

1)

自治体が(半)透明にすることは悪いことではないと思うが、黒ポリ袋との共存が一番良いのではないだろうか。

2)

統一することによる自治体側のメリットがあるのだろうとは思うが、デザイン的にはすっきりしたものが良いのでは。

3)

特に深く考えたことはないです。個人が出しやすいもので良いのでは。

4)

うまくできてると思う。いろいろと工夫してあります。ただ、せっかくうまくできているのだから、皆の手元に届くようにできればいいですね。

 


 

No.175  Nさん
(男性/50代/大阪/自営)
 

1)

黒ポリ袋だと中に何が入っているかわからない。作業員の怪我を心配した上での判断で妥当だと思う。製造上において余計な顔料を入れず、色合いも不統一であろうが、それでも十分役目を果たせると思う。

2)

その必要はないと思う。無駄な経費を使うだけで、市民に余分なコストを負担させるだけである。

 

3)

なし

4)

製造者が消費者(モニター)に立場上の主張、考えを訴えながら意見を求める姿勢が好ましい。今後こうした企画を重ねながら、よりよい市民生活の向上に役立てばと思っている。

 


 

No.176  Kさん
(男性/30代/東京/会社員・マーケットリサーチ)
 

1)

袋の中身が何であるのかがすぐ分かるためには仕方ない。

2)

自治体ごとに違うデザインにするのは無駄だし、指定された袋以外使えなくなるのも無駄。

3)

通常、私は黒いポリ袋を使っているが、たしかに何が入っているか分からない。しかし、他人のごみなど見たくないという気持ちもある。
無駄をなくすだけなら、バケツ・コンテナも良いと思うが、ごみ置き場の整備と管理に手間がかかる。

4)

“結論”の部分には共感できる部分が多いが、文章量が多すぎ、ひと目で分かるパンフレットにはなっていない気がする。

 


 

No.177  Uさん
(男性/60代/沖縄/大学教授・環境科学担当)
 

1)

基本的には自治体が政策として合理的に選択する性質の仕事であろう。その自治体の廃棄物対策には幅があるから、画一的には決められない。

2)

たしかに手間やコストに比べて効果が大してない場合がある。だが自治体政策のある段階ではメッセージを袋にのせる必要がある場合もあって一様ではない。

3)

行政が市場のことを知らないのは事実で、業界がたえずこの試みのような行政の啓蒙活動を必要とすることを思い知らされることがあります。

4)

上に期した通りですが、ぜひ今後もいろいろ発言をしてほしいものです。

 


 

No.178  Sさん
(女性/40代/岡山/自主グループ代表・自営講師)
 

1)

現在ごみ(不燃ごみがほとんど)はスーパーの袋に入れて出している。スーパーへは買い物袋を持っていくようにしているが、いつの間にか家にたまってしまう。またスーパーの袋はほとんど半透明または透明になっているが、中身が見えることについては特に気にならない。しかし行政が袋を指定することによって今まで買わずに済んでいたごみ袋を買わなければならないのは、不用な物を増やすという点で疑問を感じる。

2)

ごみの有料化は必要だと思う(行政のお金の使い方をクリアにした上で)。子どものこと、老人のことにもっとお金をかけなければならない今、非生産的なことに対してはなるべく税金を使わず受益者負担の原則でいくべきだと思う。もし他町村のごみの混合を避けるなら、特殊な色(何色か半透明カラーをメーカーで用意していただき、その中から選ぶ)を自治体のカラーにしたらどうかと思う。お金や資源を多く使ってごみのために袋をつくるのはナンセンスだと思う。

3)

ヨーロッパで行政が家庭にあった大きさのコンテナを有料で貸し出し、収集する方法がよいと思う。ごみのためにごみになる袋を使うこと、またスーパーが無料で買い物袋を出すことには反対である。

4)

津山市も現在、ごみ減量化のために頭を痛めています。私自身も消費者としてある程度の意見は持っていたのですが、メーカーのしくみや考え方がわかって良かったです。全体の流れを把握した上で、もう一度一番良い方法を考えてみたいと思います。これからも多くの情報を楽しみにしています。そしてごみに対する考え方が生産的な方向へ転換できる日がくるようにと思っています。

 


 

No.179  Oさん
(男性/50代/兵庫/行政書士・市議会議員)
 

1)

賛成。

2)

印刷代分が高くなるのであまり良くない。

3)

なし

4)

分かりやすい。

 


 

No.180  Nさん
(男性/30代/愛媛/化学メーカー・研究所)
 

1)

ごみ量の低減、作業員の安全確保、分別回収の徹底という理由から、推進するほうがよいのではと思う。ただし、色、透明度に関する品質基準を甘くして再生原料も使用できるようにすればよいのではないか。

2)

ごみ量を低減させる目的でごみ袋の使用量を制限することは有益と思う。ただしその方法として指定印刷袋がよいのか、シール制が良いのか、コスト、環境汚染、リサイクルの面から再考すべきである。

3)

レジ袋は使用できたほうがよいと思う。

4)

貴会で収集されている行政側の意見をもっと知りたいと思います。メーカー側の考え方はよくわかりました。

 


 

No.181  Kさん
(女性/60代/大分/なし)
 

1)

現在、当市では、ごみ袋について指定はありません。

2)

統一デザイン袋指定の町の住民が、当市のごみステーションに通勤の通りすがりに黒袋に入れたごみを投げ捨てていくので問題になったことがあります。

3)

ポリ袋は、炉燃焼の状態ではどのような反応が出るのでしょうか。ガス、臭い等、清掃センター見学の時も説明がありませんが、良好なのでしょうか。

4)

日常ごみは黒袋に収めて出せば、自治体の回収車に回収されていきます。改めて考えたことがありませんでした。
使用回数の多い袋について問題意識を深めました。

 


 

No.182  Yさん
(女性/60代/千葉/なし)
 

1)

指定すれば焼却炉の稼働効率が高くなって、かつ心配されている公害排出が減るのなら良いですが、確たる根拠がないのなら合理性がない。

2)

捨てるものに印刷をするという発想は不合理。トイレットペーパーやティッシュ一枚一枚に印刷してまで統一させるのと同じ発想です。同質のものを10枚ずつくくるので充分。

3)

上記と同じくり返しを致します。なぜ袋に印刷表示が必要か、その答えがないなら、全国あるいは全県一斉に“無印”として、束ねて売る。このことをぜひ定着させるべきです。

4)

結成宣言に全面的に賛成します。“ありがとう!”と申し上げます。痛感していることを記します。ク入札―安値受注―は、脆弱な袋の生産につながり、主婦は困ります。ケ仕様、サイズは、そんなにいろいろいりません。 コ販売委託は、規制緩和すべき。規制緩和すれば利権ビジネスはなくなります。

 


 

No.183  Oさん
(男性/40代/不可/市清掃行政担当課)
 

1)

時代の流れでやむを得ない。しかし、半透明袋の効果については疑問に思っている。

2)

少し無理がある。

3)

スーパーレジ袋の改良を量販店と共同ですすめるべき。

4)

大変参考になった。

(※編集注:Oさんからは後日、以下文面のお手紙をいただきました)


指定ごみ袋を考える会様

 『業界発ごみ袋通信』Vol +2を送付いただきました、ありがとうございます。先日興味深く読ませていただきました。たいへん参考になりました。

 ○○市では建前として「半透明の袋を推奨する」(品質・容量・価格等の規格はない)となっています。しかし、市民のほとんどは黒の市販袋を使用しています。

 市長からは指定袋の検討が内部的に指示されていますし、審議会や議会でも「指定袋有料制」を熱心にすすめる動きもあります。議会や市民は反対意見も強いですが、○○市の周辺市町村はほとんどが「指定袋有料制」となっております。

 現在、モデル地区で拠点的に半透明袋の使用促進を始めましたが、「指定袋制」でないのでやはり価格の問題が大きく、家庭では安価は黒袋の買い置きがあったり、量販店での黒袋の安売り等が大きな影響をもち困難です。

 個人的には「指定袋有料制」については疑問をもっています。そして「半透明袋」の使用強制がそれにつながることについて問題が有ると考えています。

 作業員の安全確保や、分別促進をこの理由に掲げるのは本末転倒と思います。作業員の危険因子はほかにも多くあり、これらのほとんどを長く放置してきた自治体当局が突然「安全確保」をこの理由に掲げても奇異です。また、分別促進についても「袋」によって推進しようというのは邪道だと思います。

 「半透明袋」の効用を否定しているものではありませんが、やはり、市民が自然な形で「半透明袋」を使用することを求めます。貴誌の指摘どおり多くの市町村の清掃行政担当者は素人でして、担当となって初めて「指定袋有料制」の実施を職務として求められ、強行するのです。清掃行政をプロとして長いスタンスで進めてゆくことなんか多くの場合考えていません。そんな無責任な状況が続いています・・・残念です。

○○ ○○(○○市役所清掃行政担当課指導主査)

以上、全部個人的見解です。

 

 

 



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