「指定ごみ袋を考える会」からのひとこと
7.
市販品に問題がある?
担当者の方々は指定袋制度の必要性を説明するのに、よく「劣悪な業者、粗悪な製品を地域から締め出したいんだ」ということを仰います。ところが、私たちは長年この業界に携わっていて、あまりそうした“劣悪な業者”“粗悪な製品”というのを実感することがありません。「いったい何を指して“劣悪”としているんだろう?」というのがまず頭に浮かぶ疑問であり、正直困惑しています。
この業界の場合、たとえどのような条件下であるにせよ、粗悪品が意図的に製造されるなどというケースはまず存在しないといえます。一般市販品などは日頃から非常に激しい競争の中で販売されていますが、そこにおいてさえ良心的な強度を保っていない製品を見かけることなどまずありせん。そうでなければ問屋さん小売店さんがメーカーを許さない、そうした構造が今日の流通先進国である日本には存在しています。その点では全国どこであろうが事情は同じです。
なぜ一部の自治体は指定袋のことになると、細かな仕様にまで関与しようとするのか?
日々その仕事に従事している私たちプロにとっては、どうにも解せないことの一つです。
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